2024/03/11
レンタカーを借りる際は、ガソリンにまつわるルールを守らなければなりません。代表的なルールは「満タン返し」「距離精算」の2種類ですが、お得なのはどちらでしょうか。この記事では、レンタカーのガソリンに関するルールと、お得に利用するコツについて詳しく解説します。
目次
レンタカーを借りた場合には、基本的にはガソリンを満タンにて返さなくてはなりません。もちろんレンタカーを受け取る際には満タンですから、自分が使った分を補充してから返すということです。
しかし、近くでガソリンスタンドが見つからなかったりガソリンを入れる時間がなかったり、満タンにしての返却が難しいケースもあるでしょう。そのため、実務上は下記2つのルールで運営しているレンタカー会社が多いです。
それぞれのルールの特徴やメリット・デメリットについて紹介します。
単純に、ガソリンのタンクを満タンにして返すのが満タン返却(満タン返し)です。この方法がもっとも一般的で、自分が使った分のガソリンを補充するシンプルな手法といえるでしょう。給油する手間が発生しますが、走行距離精算に応じたガソリン負担よりも支払う金額が少ないことがメリットです。
満タン返しの場合、返却前にレンタカー会社近隣のガソリンスタンドで給油します。車両返却時の手続きは忘れ物や車両異常の確認をするだけなので、スムーズに対応してもらえます。
ガソリンスタンドで給油しレンタカー会社まで移動したら、ガソリンが減ってしまうのではないかと不安に感じる方もいるでしょう。実務上はガソリンスタンドから返却店舗までに必要な走行距離(5km程度)分の消費は許容範囲とされているので、安心してください。
それでも不安な場合は、給油した際のレシートをレンタカー会社に渡せば、返却前に満タンにしたことを証明できます。
レンタカー会社周辺でスタンドがみつからなかったり、給油する時間がなかったりした場合には、走行距離に応じてガソリン代を支払います。給油の手間が発生しないことはメリットですが、ガソリンスタンドより割高な単価で計算されることはデメリットです。
車両返却時にレンタカー会社が走行距離を確認し、店舗ごとのガソリンの単価で算出されたガソリン代を請求されます。たとえば走行距離が100km、自動車の燃費が20km/Lの場合、消費したガソリンは5Lです。ここに店舗ごとのガソリン単価をかけた額が、最終的な請求額になります。
レンタカー会社で設定されているガソリン単価は、スタッフが給油する手間も加味した価格になっているため、自分で給油するよりは割高な場合が多いです。
レンタカーのガソリン代を抑えるためには消費するガソリンを抑えること、すなわち燃費を抑えることが重要です。効率よく走行するためには、次の4点を意識してみてください。
それぞれのコツについて解説します。
急ブレーキ・急発進は、燃費を悪くする原因の代表例です。燃費よく走るためには、一定の速度を維持することを心がけてください。また、車は加速時(アクセル時)にガソリンを消費しやすいことも覚えておきましょう。
むやみにブレーキを繰り返すとその都度アクセルを踏みなおさねばならず、ガソリンを無駄に消費してしまいます。車間距離を適度にとり、急ブレーキ・急発進を避けた安定した走りがガソリン代節約につながるのです。
車の重量が重くなるほど、同じ速度を出すために必要なガソリン量が増えてしまいます。荷物の積みすぎは燃費悪化の原因になることから、なるべく重量物は積まないようにしましょう。
クーラーの使い過ぎも、燃費を悪化させる原因です。実は車の空調は、暖房と冷房で仕組みが異なることをご存知でしょうか。暖房はエンジンからの熱を利用しているので、燃費への影響はほぼありません。
一方、冷房はエンジンを動力にコンプレッサーを使って空気を冷却しているため、ガソリンを余計に消費してしまうのです。ガソリン代を節約するためには、窓を開けるなどの工夫をしてみてください。
そもそも燃費の優れた車種を借りることもポイントです。昨今では低燃費車が多く販売されていますから、車種選びの際に気にしてみてください。ハイブリッド車であれば、よりガソリン代を節約できます。
レンタカーを借りる方のなかには、普段は車に乗らないという方も多いかもしれません。ガソリンは引火性の高い燃料ですから、給油に慣れていないと思わぬ事故を引き起こしてしまう危険性もあります。レンタカーに給油する際は、とくに次の2点に注意してください。
それぞれ詳しく解説します。(なお、自分での給油が不安な場合は、セルフ式ではなく有人ガソリンスタンドに行きましょう)
一口に「ガソリン」といっても、実は種類があることをご存知でしょうか。ガソリンスタンドで給油できる種類(油種)は、下記3種類が一般的です。
それぞれの車種によって適合する油種は異なるため、利用する前にあらかじめ確認しておきましょう。なお、レギュラー車にハイオクを給油すると、燃費が上がる可能性があります。(ハイオクのほうが1Lあたりの単価は高いです)一方、ハイオク車にレギュラーガソリンを給油したり、ガソリン車に軽油を給油したりすることは、故障の原因になるため注意してください。
給油後は、給油口の閉め忘れに注意してください。給油口を開けたまま走行すると、ガソリンに引火する可能性があります。セルフ式ガソリンスタンドで給油する場合は、とくに注意してください。
レンタカーを返却するときは、ガソリンを満タンにしてから返すことになっています。積算距離清算よりも自分で給油したほうが安くなるケースが多いので、ガソリン給油の時間も加味して返却計画を立てるようにしましょう。
また、ガソリン代を抑えるためには、燃費を意識して走行することが重要です。急ブレーキ・急アクセルを避け、一定の速度で走りましょう。荷物の積み過ぎやクーラーの使いすぎにも要注意です。燃費を意識した走りは、安全運転にもつながることを覚えておきましょう。
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