2024/11/27
自動車に乗るからには、事故のリスクがつきものです。もしレンタカーに乗っているときに事故を起こしてしまい、傷を付けてしまったらどうなるのか、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。この記事では、レンタカーに傷を付けてしまった場合の修理費用や自動車保険の扱いについて解説します。レンタカーを借りる予定のある方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
レンタカーに傷を付けてしまうケースとしては、次の2つが考えられます。
これらのケースで、修理費用がどうなるのか解説します。
レンタカーであっても、基本的には保険が適用されます。この点は自家用車を運転しているときと変わりませんので、安心してください。ただし、保険を適用するためには「交通事故証明書」の取得が必要です。交通事故証明書は、各都道府県の「自動車安全運転センター」で取得します。
レンタカーでの事故でも保険が適用されますが、免責額が設定されている場合があります。免責額とは、修理代の「自己負担額」のことです。たとえば免責額が10万円の保険で、修理代が50万円だった場合は、10万円は自己負担・40万円は保険金で負担することになります。なお、「免責ゼロ」の補償制度に加入すれば、自己負担は完全に免除されます。免責額については、レンタカーの契約時に必ず確認してください。
仮に保険適用外の傷を付けてしまった場合は、全額自己負担で修理することになるため注意してください。そもそもレンタカーを借りる場合、レンタカー会社が用意している保険で対応することになります。しかし、レンタカーの契約者以外が運転していたり、飲酒運転をしていたりした場合は、保険が適用できません。
車の傷を直すだけだとしても、思いがけず高額な出費になる可能性もゼロではありません。万が一の場合に保険に守ってもらうためにも、レンタカー会社の規約を守って車に乗るようにしてください。
なお、レンタカーとしての営業でできないほどの傷を付けてしまった場合、休業補償としてノンオペレーションチャージ(NOC)が発生します。自走できる程度の傷であれば5万円以下の補償費用が相場ですが、自走できない場合は10万円程度が請求されることも少なくありません。NOCを免除する補償契約もあるため、レンタカーを借りる際に確認してみてください。
レンタカーに傷を付けてしまった場合、焦ってパニックになってしまうかもしれません。万が一の場合に落ち着いて行動するためにも、次の流れを覚えておきましょう。
これらの手順を守らないと、保険が適用されない場合もあります。自分の身を守るためにも、冷静に行動してください。それぞれの手順の詳細は次のとおりです。
物損事故・人身事故、いずれの場合でも、まずは警察へ連絡しましょう。先述したとおり、保険を適用するためには「交通事故証明書」が必要となります。この「交通事故証明書」は、警察に事故を届けなければ発行されないため注意してください。
仮に単独事故の場合でも、警察への届け出は義務付けられています。軽微な傷で警察への連絡が躊躇われる場合は、先にレンタカー会社へ連絡しても構いません。先にレンタカー会社へ連絡する際は、まだ警察へ連絡していない旨も伝えるといいでしょう。
レンタカー会社へも、事故を起こしたこと・車両に傷が付いたことを速やかに連絡しましょう。レンタカー会社によっては、ビデオ通話や傷の写真撮影を求めてくる場合もあります。傷を付けて動揺しているかもしれませんが、落ち着いて指示に従ってください。
もし、けが人がいる場合は、救護活動を最優先にしてください。まずは安全な場所に避難して、けが人の状況を確認しましょう。応急処置が必要であれば周りの方にも協力を求め、救急車を要請するようにしてください。
さて、レンタカーに傷を付けてしまった場合には「警察への連絡」「レンタカー会社への連絡」が必須事項ですが、絶対にやってはいけないNG行動もあります。まず、傷を付けてしまったことを隠す行動は絶対にやめましょう。レンタカーは使用記録が残されていますから、返却後の損傷チェックで簡単にばれてしまいます。
また、小さな傷だからといって、自分で修理することも避けてください。たとえ返却時には指摘されなかったとしても、しばらく時間が経ってから発覚するケースもあります。レンタカー会社からの信頼を損ねることになりますから、小さな傷でも正直に報告するようにしましょう。
また、人身事故や物損事故で、警察を呼ぶ前に相手側と示談交渉することも避けましょう。警察が介入しないと「交通事故証明書」を発行できず、保険が適用されません。警察を呼ぶことはプレッシャーに感じるかもしれませんが、自分の身を守るためにも必ず連絡してください。
レンタカーに乗っていて、見覚えのない傷があった場合はどうすればいいのでしょうか。この場合、当て逃げされた可能性もありますが、まずはレンタカー会社に連絡しましょう。黙って返却すれば、自分が疑われる原因にもなります。当て逃げされた可能性も含めて、レンタカー会社と対応を相談してください。
「見覚えのない傷」が付いている場合、そもそも「借りる前から付いていたのか」「借りた後に傷つけたのか」が問題となります。不要なトラブルを避けるためにも、車両を利用する前にボディに傷がないか確認することを心がけましょう。また、車両の外だけではなく、車両内のシートや機器に傷が付いていないかもチェックしておくと安心です。
レンタカーに傷を付けてしまったら、動揺して隠したくなるかもしれません。しかし、レンタカーであっても保険が適用されますから、落ち着いて警察とレンタカー会社に連絡しましょう。傷を隠す行為はトラブルの原因となりますから、絶対にしてはいけません。
また、レンタカーを借りる際は、きちんと保険が適用されているかも要確認です。「ジャーマン・ファクトリー」は1か月から11か月までの期間で車を使用できるサービスですが、月額費用の中に保険料も含まれています。免責の金額はオプションで選択できますので、安心してご利用ください。
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