カーリースのナンバープレートは「わ」ナンバー？ひらがなの意味も解説

レンタカーのナンバープレートは「わ」「れ」だと思っている方も多いのではないでしょうか。一般的には「わ」ナンバーと呼ばれ、レンタカーを見分ける方法としても知られています。

さて、カーリースもサービス事業者から車を借りることになりますが、ナンバープレートはどうなるのでしょうか。この記事では、ナンバープレートに記載されるひらがなの意味や、カーリースのナンバープレート事情ついて解説します。

カーリースのナンバープレートは何になるの？

まずはカーリースのナンバープレートに、どのようなひらがなが使用されるかについて解説します。「わ」「れ」以外のひらがなにも意味があるので、合わせて知っておきましょう。

「わ」「れ」ナンバーではない！

カーリース車両のナンバープレートは、自家用車と同様の一般ナンバーになります。そのため、レンタカー・カーシェア車両に使われる「わ」「れ」が付与されることは絶対にありません。「わ」ナンバーと「れ」ナンバーは避けたいと考えている方でも、カーリースは問題なく利用できます。

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そもそもナンバープレートの役割とは

そもそもナンバープレートには、一目見るだけで車両用途を明示する役割があることをご存知でしょうか。まず普通自動車や大型自動車などの「登録自動車（緑と白）」と、車体の小さい「軽自動車（黒と黄）」の区分に分けられています。

さらに「自家用」と「事業用」の区分もあり、それぞれの区分をかけあわせた4種類のナンバープレートが存在しているのです。

区分	自家用 登録自動車	事業用 登録自動車	自家用 軽自動車	事業用 軽自動車
プレート	白	緑	黄	黒
文字	緑	白	黒	黄

なお、ナンバープレートは通称名です。登録自動車は「自動車登録番号標」、軽自動車は「車両番号標」が正式名称であることも覚えておきましょう。

また、ナンバープレートに記載のある「仙台」「宮城」などの地域名は、車両を登録した運輸支局・自動車検査登録事務所を表しています。地域名の隣の1〜3桁の番号は「分類番号」です。分類番号を見れば普通貨物自動車や普通乗用自動車、小型貨物自動車など車両種別を判別できます。

ナンバープレートのひらがなの意味は？

さて、ナンバープレートの文字色・プレート色に意味があるように、ひらがなにも意味があります。登録自動車のナンバープレートに記載されるひらがなの種類は、次の表のように区分されます。

自家用車	レンタカー	事業用車	駐留軍人車
さすせそ たちつてと なにぬねの はひふほ まみむめも やゆ らりるろ	わ れ	あいうえ かきくけこ を	よ EHKMTY

軽自動車の場合は、次のように定められています。

自家用車	レンタカー	事業用車	駐留軍人車
あいうえ かきくけこ さすせそ たちつてと なにぬねの はひふほ まみむめも やゆよ らるろ を	わ	りれ	AB

「あいうえ」「かきくけこ」が軽自動車と登録自動車で使用範囲が違うなど若干の差異はありますが、レンタカーに「わ」が使われることは共通のルールです。カーリース車両はレンタカー車両には該当しないため、自家用車または事業用車のひらがなが付与されます。

カーリースは希望ナンバーの取得ができる！

ナンバープレートの中心にある「○○-○○」の4桁の数字は「一連指定番号」という名称です。カーリースのナンバープレートは通常の自家用車・事業用車と同じルールで付与されますから、希望どおりの一連指定番号を取ることもできます。（なお、一連指定番号以外のひらがな・分類番号・地域名部分は指定できません）

希望ナンバーの取得方法

希望ナンバーは、運輸支局に隣接する「希望ナンバー予約センター」の窓口へ申し込みます。窓口へ行く時間がない場合は、一般社団法人全国自動車標板協議会の希望番号申込サービスからも申請できます。

希望ナンバーには人気の高いナンバー（「・・・7」「・777」「5555」など）を対象にした「抽選対象希望番号」と、それ以外の「一般希望番号」の2種類があります。この抽選は毎週月曜日に行われていて、抽選対象希望番号は一般希望番号よりも取得に時間がかかることは覚えておきましょう。

また、「抽選対象希望番号」は地域によって指定が異なります。各地域の「抽選対象希望番号」はこちらのページで確認できるため、一度チェックしてみてください。

カーリースを利用する場合、契約申し込み時に希望ナンバーを聞かれることもあります。希望ナンバー申請は代行してもらうことも可能なので、お気入りの数字があれば伝えておきましょう。

希望ナンバーの交付手数料

希望番号のナンバープレートの交付手数料は、通常のナンバープレートよりも高くなります。交付手数料は都道府県ごとに異なり、種類や大きさでも金額は異なります。もっとも安くて4,000円、特別なナンバープレートだと1万円程度が相場です。

欲しいナンバープレートの種類が決まっている場合は、あらかじめ希望番号予約センターで交付手数料を確認しておきましょう。宮城県の場合、ペイント式の交付手数料は次のとおりです。

• 登録自動車 大型 5,140円
• 登録自動車 中型 4,100円
• 軽自動車 中型 4,100円

なお、字光式やシート式、全国版図柄入りナンバープレートなどはさらに交付手数料が高額になります。

一般ナンバーが使えるメリット

一般ナンバーが使えるメリットとすると、次のような点が挙げられます。

• 借りている車だということが周りに分からない
• 社用車としても使いやすい

これらのメリットに魅力を感じる方は、レンタカーではなくカーリースを利用するといいでしょう。

借りている車だということが周りに分からない

カーリースは一般のナンバープレートですから、借りている車だということは分かりません。「わ」ナンバーや「れ」ナンバーだと借用車両であることが一目瞭然ですから、たとえ高級車に乗っていても自己所有車ではないことがすぐにバレてしまいます。

カーリース車両の見た目はマイカーと同様ですから、人目を気にせず乗ることが可能です。

社用車としても使いやすい

出張時であれば問題ありませんが、普段使いの社有車が「わ」ナンバーや「れ」ナンバーであると、車を持てないほど不安定な会社だと判断される危険性があります。一般ナンバーのカーリース車両は、会社の信用獲得にも寄与するといえるでしょう。

そもそもカーリースは、法人向けのサービスとして一般的です。資産計上が必要な自己所有車両は減価償却しなければなりませんが、リース費用は月額料金をそのまま経費にできることもメリットといえるでしょう。法人こそ積極的にカーリースを活用してみてください。

まとめ

カーリース車両は自己所有車両と同じルールでナンバープレートが付与されるため、「わ」ナンバーや「れ」ナンバーになることはありません。借りている車両であることを知られたくない方も安心して利用できます。希望ナンバーの取得費用をカーリース料金に含めることも可能なので、ぜひ好きな番号を申請してみてください。

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