2024/05/27
広くて荷物をたくさん積める車が欲しい方には、ステーションワゴンがおすすめだと聞いたことがあるかもしれません。しかし、ステーションワゴンとは具体的にどのような車なのか、分からない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ステーションワゴンのメリット・デメリット、向いている人を紹介します。ステーションワゴンとハッチバックの違いについても解説するので、ぜひご覧ください。
目次
まずはステーションワゴンの概要について解説します。車の構造や、ハッチバックとの違い、代表的な車種について知っておきましょう。
ステーションワゴンを一言で表すと、車体が「2BOX」タイプの車だといえます。具体的には「エンジンルーム」「居室と荷室」の2つの空間で構成された2BOXタイプです。セダンのトランク部分を上部に広げたような形状をしています。
車はボディの構造によって1BOX・2BOX(ステーションワゴンタイプ)・3BOXに分かれていることをご存知でしょうか。1BOXはハイエースのようなワゴンを指します。ボディが全体が一体となった箱型の車で、そのまま「ワンボックスカー」と呼ばれることも多いです。3BOXはいわゆるセダン車で、「エンジンルーム」「居室」「荷室」と3つの空間に分かれています。
ステーションワゴンの構造を聞いて、ハッチバックと似ていると感じた方もいるかもしれません。ハッチバックはコンパクトカーベースの車両で、ステーションワゴンと同様「居室」と「荷室」が一体となっている構造です。
ステーションワゴンとハッチバックに明確な定義はありませんが、一般的にはステーションワゴンは車体が大きく、ハッチバックは小さめの車種を指すことが多いです。また、排気量でも区別される場合もあり、1,500cc以上の車種をステーションワゴン、それ以下をハッチバックと呼びます。
また、ステーションワゴンはセダンがベース、ハッチバックはコンパクトカーがベースということも違いの1つです。ステーションワゴンもハッチバックも、基本的な構造や荷物の積み方は同じであることも覚えておきましょう。
ここまで紹介した情報をふまえると、ステーションワゴンはボディ構成が「2BOX」かつセダンをベースにしたワゴン車であることが分かります。そんなステーションワゴンの代表的な車種は次のとおりです。
輸入車としては、次のような例が挙げられます。
自家用車に便利なカローラはもちろん、商用車としてお馴染みのプロボックス、高級輸入車のCクラスなど、幅広い車種が発売されていることが分かります。
多くの車種が発売されているステーションワゴンには、次のようなメリットがあります。
これらのメリットに魅力を感じる方は、ぜひステーションワゴンを選んでみてください。
ステーションワゴン最大のメリットは、積載性能に優れていることです。居室と荷室が一体のため、後部座席を倒せば長尺の荷物も簡単に詰め込めます。たとえば釣り竿やゴルフバック、スキー板はもちろん、横倒しにすれば自転車まで載せられることがメリットです。
ドライバーの観点からみると、ステーションワゴンは車高が低く安定しているため、走行性能が高いことも特徴です。この特徴はステーションワゴンはセダンがベースになっているため、全体的に重心が低いことに由来します。
また、ステーションワゴンはSUVやミニバンと比べると車両重量が軽いため、加速しやすくブレーキが効きやすいことも覚えておきましょう。
ステーションワゴンはシーンを選ばず使い勝手がいいこともポイントです。たとえば子育て世代であれば、お子さんの通学時に自転車を載せることもできますし、部活の荷物が多くても問題ありません。近所への簡単な引越し程度であれば、ステーションワゴン1台で完結させることもできます。
先述したように長尺荷物もつめるので、釣り竿やテントを積んでキャンプに行く際にも重宝するでしょう。また、後部座席を倒せば大空間が生まれるため、車中泊も可能です。アウトドアやレジャーに最適な車種であるともいえるでしょう。
ステーションワゴンは車高が高すぎないので、SUVと比べて荷物が積みやすいことも特徴です。SUVの荷台に積載するのは大変という方でも、ステーションワゴンであれば簡単に載せられます。
ステーションワゴンには多くのメリットがあり、自家用車として使う際のデメリットはほとんどありません。しかし、ステーションワゴンを購入する際には、次のようなデメリットがあることも知っておきましょう。
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
国産車でステーションワゴンを探すと、選択肢が少ないことはデメリットです。SUVやミニバンと比べると、国産ステーションワゴンは種類が少ないため、車好きの方からすると物足りなさを感じるかもしれません。
ステーションワゴンでも選択肢の幅を広げたい場合には、輸入車も視野に入れてみてください。メルセデスベンツやフォルクスワーゲン、アウディからもステーションワゴンが発売されています。
高級輸入車に月額定額で乗れるサービス「ジャーマン・ファクトリードライビングクラブ(GFG Driving Club)」でも、次のようなフォルクスワーゲンのステーションワゴンをラインナップしています。
ジャーマン・ファクトリードライビングクラブ(GFG Driving Club)のステーションワゴンはこちら
SUVなどに比べると、ステーションワゴンは運転席からの視点が低くなります。そのため、これまで乗ってきた車種によっては、運転中に違和感を覚えるかもしれません。ミニバンやSUVなど運転席からの視点が高い車種に乗っていた方は、一度試乗して乗り心地を確認してみてください。
「ジャーマン・ファクトリードライビングクラブ(GFG Driving Club)」であれば最短1か月から利用できるため、試しにステーションワゴンに乗ってみたい方にもおすすめです。
ここまで紹介した特徴をふまえると、次のような方はステーションワゴンに向いています。
ステーションワゴンはセダンとミニバンの中間的な位置でもあるため、積載性能と走行性能の両方を求める人に向いています。とくにオンロードでの走行では荷物が多くても快適に乗れるため、アウトドアで遠くへ行く方にもおすすめです。
ただし、ステーションワゴンは5人乗り仕様が多いため、家族と荷物の両方を載せることは難しいでしょう。ミニバンを買う程ではないものの荷物を載せることは多い、という方にはステーションワゴンが最適です。
また、都市部で高さ制限のある駐車場を使う人も、SUVやミニバンより車高の低いステーションワゴンを選んだ方がいいでしょう。ステーションワゴンの高さは1,550mm以下であることが多いので、制限高さに抵触することはほとんどありません。
ステーションワゴンはセダンをベースにした「2BOX」タイプの車種です。セダンよりは車内が広く、SUVやミニバン程大きすぎないため、汎用性が高い種類ともいえるでしょう。また、コンパクトカーベースのハッチバックよりは積載量が多いことも特徴です。
国内自動車メーカーに絞ると選択肢は多くありませんが、フォルクスワーゲンやメルセデスベンツ、アウディなど各外国自動車メーカーからもステーションワゴンが発売されています。見た目や走行性能までこだわりたい方は、ぜひ輸入車のステーションワゴンに乗ってみてください。SUVなどと比べると運転席からの視点が異なるため、数か月間試しに乗ってみることをおすすめします。
月額制カーレンタル「ジャーマン・ファクトリードライビングクラブ(GFG Driving Club)」では、ステーションワゴンの輸入車もラインナップしています。契約期間は1カ月から11カ月までで、いつでも途中解約可能です。クレジットカードを登録するだけで気軽にご利用いただけますから、お気軽にご相談ください。
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