2024/04/30
自動車を選んでいると「セダン」タイプの車種が多いことに気が付くかもしれません。セダンは種類が多い形状ですが、その定義や特徴をご存知でしょうか。この記事では、セダンの代表的な車種や魅力を紹介します。セダンに乗ろうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
まずはセダンの定義やサイズ別の分類、代表的な車種について紹介します。
セダンは最も基本的な自動車の形ともいわれています。一般的な定義としては次の2つがポイントです。
自動車はボディの構造によって1BOX・2BOX・3BOXに分類されます。1BOXはハイエースのようなワゴン車、2BOXはステーションワゴンのような「エンジンルーム」「居室と荷室」に分かれるタイプの車です。セダンは3BOXですから、「エンジンルーム(ボンネット)」「居室(キャビン)」「荷室(トランクルーム)」に分かれています。
また、4ドアについては、運転席側と助手席側それぞれに前後2枚ずつのドアがあるということです。この「3BOX4ドア」こそが、セダンの特徴です。大衆車はもちろん、高級車にも広く採用されています。
セダンはさまざまなサイズが販売されており、大きさに応じて次のように分類されています。
サイズ | 排気量 | 代表車種 | 特徴 |
Sサイズ | 1,200㏄~2,000㏄ | カローラ(トヨタ) A3 Sedan(アウディ) | セダンとしてはコンパクトサイズ 街乗り向き |
Mサイズ | 1,500㏄~3,500㏄ | スカイライン(日産) インプレッサG4(スバル) | 座席にゆとりがある スポーティーなデザインなどバリエーションが多い |
Lサイズ | 2,500㏄以上 | クラウン(トヨタ) フーガ(日産) LS(レクサス) | 高級車もラインナップ |
それぞれのサイズについて詳しく解説します。
Sサイズは排気量が1,200㏄〜2,000㏄程度、全長が4,500mm以下くらいのコンパクトサイズセダンです。小さいサイズなので、街乗りにも向いています。運転や駐車技術に自信がない方も、Sサイズであれば不自由なく乗れるでしょう。
Mサイズは排気量が1,500㏄〜3,500㏄程度、全長は全長4,700mm、幅は1,750mmくらいのセダンです。それほど大きなサイズではないので、地方の狭い道でも問題なく乗れるサイズといえるでしょう。Sサイズと比べると座席にゆとりがあることも特徴です。
インプレッサG4(スバル)やシビックセダン(ホンダ)など、バリエーションが豊富なことも覚えておきましょう。
Lサイズは排気量が2,500㏄以上、全長は5,000mm以下、横幅は1,800mm程度のセダンです。このサイズになると高級車のラインナップも多く、価格帯が高い車種も多いです。
とくに大きいセダンはLLサイズと分類されることもあり、Sクラス セダン(メルセデスベンツ)などが該当します。
セダンはバリエーションが非常に豊富で、国内メーカーだけでも次のような車種が販売されています。
輸入車では、次のような車種が代表例です。
さまざまな車種の中から選べることも、セダンの魅力といえるでしょう。月額制カーレンタル「ジャーマン・ファクトリードライビングクラブ(GFG Driving Club)」でも、セダンタイプの高級輸入車をラインナップしています。
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車について調べていると、セダンと似ている「クーペ」「ハッチバック」という種類を見かけることもあるでしょう。これらはボディ形状が異なるため、違いについて解説します。
セダンが4ドアであることに対して、クーペは2ドアであることが特徴です。たとえばフェアレディZ(日産)やロードスターRF(マツダ)などが代表例として挙げられます。セダンよりもクーペの方がスポーティーなデザインであるといえるでしょう。
最近では4ドア(セダン)ではあるもののデザイン性を高めた「4ドアクーペ」が登場したり、クロスオーバーSUVでもクーペを名乗ったり、多様化していることも特徴です。
バックドアが跳ね上げ式になっており、荷室と居室が一体化しているのがハッチバックです。セダンは3BOXですが、ハッチバックは2BOXともいえます。最近ではハッチバックスタイルのセダン(セダン風ハッチバック)として販売されている車種もありますが、居室とトランクルームの構造を確認してみてください。
3BOX4ドアで豊富なラインナップが特徴のセダンには、次のような魅力があります。
これらのポイントを重視する方は、ぜひセダン車を選んでみてください。
SUVやミニバンと比較すると、セダンは全高が低いことが特徴です。そのため重心が低く、安定して走行できます。高速道路でも横風に煽られにくかったり、曲がり角で左右に振られにくかったりすることは大きなメリットです。
SUVやミニバンを運転中に不安を感じたことがある方は、ぜひセダンに乗ってみてください。
セダンは居室と荷室が独立しているため、室内の密閉性が高いことが特徴です。居室がエンジンルーム・トランクルームと隔てられているため、ワンボックスカーやツーボックスカーと比べると前後からの衝撃に強いことも覚えておきましょう。
居室と荷室が独立していることによって、静粛性に優れていることもセダンの特徴として挙げられます。移動中に荷物から生じる騒音が聞こえづらいため、ストレスや疲労を軽減しやすいのです。
セダンは全高が低いため、高さ制限のある機械式駐車場を利用しやすいこともメリットです。都市部で機械式駐車場を頻繁に使用するという場合には、セダンを選んだ方が安心でしょう。
メリットも多いセダンですが、購入する場合には次のようなデメリットにも留意してください。
ここからは、それぞれのデメリットについて解説します。
セダンはトランクルームが独立しているため、積載スペースが少ないことが最大のデメリットです。ミニバンやSUV、ハッチバック、ステーションワゴンであれば長尺荷物や自転車も積める車種も多いですが、セダンには載らないでしょう。
ゴルフバックや中くらいの段ボールを載せるケースではセダンでも不自由しませんが、アウトドアや通勤通学用の荷物が多い方は注意してください。
ミニバンやステーションワゴンに比べると、セダンの車内空間は狭いです。とくに大人が4人乗る場合や、後部座席にチャイルドシートを設置する場合などは、セダンだと狭く感じる方が多いでしょう。
乗車人数が多い方は、大きめのセダンを選ぶことをおすすめします。後部座席の乗り心地を確かめるためにも、一度試乗してみてください。
セダンは3BOXという特性上、全長が長いモデルが多いです。そのため、コンパクトカーに比べて小回りが利かないことも覚えておきましょう。とくに軽自動車やハッチバックに乗っていた方は、車体感覚を掴みづらいかもしれません。バック駐車や狭い道でのすれ違いなどでは、十分に注意してください。
もし運転技術に自信がない場合は、Sサイズのセダンを選ぶことをおすすめします。また、最近では安全装備を搭載した車種も多いですから、標準装備についても確認してみてください。
「3BOX4ドア」のセダンは、代表的な形の自動車です。そのためラインナップも豊富で、車好きの方にとっては魅力的に感じるでしょう。重心が低く安定性の高い車種ですが、初めて乗る場合には車体感覚が掴みづらいかもしれません。実際に購入する前に、試乗してみることをおすすめします。
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